大相撲の決まり手一覧|押し出し・寄り切りなど代表的な技をやさしく紹介

大相撲決まり手イメージ 大相撲

はじめに

大相撲を見ていると、取組が終わったあとに「決まり手は押し出し」「決まり手は寄り切り」とアナウンスされるのを耳にします。

「名前は聞いたことがあるけれど、どんな技なのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

私も相撲を見始めた頃は、力士の名前を覚えるだけで精一杯でした。しかし、決まり手の意味が少しずつわかるようになると、「今の勝ち方は上手投げだった」「押し相撲で勝ったんだ」と観戦が何倍も楽しく感じられるようになりました。

実は、大相撲には82種類もの決まり手があります。

すべてを覚える必要はありません。まずはよく見かける代表的な決まり手を知るだけで、取組の見方がぐっと変わります。

今回は、初心者や60代の方にもわかりやすく、代表的な決まり手を紹介します。

決まり手とは?

決まり手とは、力士が勝負を決めた技の名前です。

日本相撲協会では現在82種類の決まり手が定められています。

毎場所15日間の取組では、その中でも「押し出し」「寄り切り」「上手投げ」「はたき込み」などが特によく見られます。

一方で、「居反り(いぞり)」や「撞木反り(しゅもくぞり)」など、何年に一度しか見られない珍しい決まり手もあります。

「今日はどんな決まり手が出るかな」と考えながら観戦すると、今までとは違った楽しみ方ができます。

よく見られる代表的な決まり手

まずは、テレビ中継でもよく耳にする代表的な決まり手を見てみましょう。

決まり手 特徴
押し出し 相手を押して土俵の外へ出す
寄り切り まわしをつかみ、そのまま前へ出す
突き出し 突っ張りで土俵の外へ押し出す
上手投げ 上手を取って投げる
下手投げ 下手を取って投げる
はたき込み 相手の勢いを利用して倒す
送り出し 後ろへ回り込み押し出す

これらの決まり手を知っておくだけでも、相撲観戦がずっとわかりやすくなります。

押し出し(おしだし)

押し出しは、最もよく見られる決まり手のひとつです。

まわしを持たずに両手で相手を押し、そのまま土俵の外へ出します。

押し相撲を得意とする力士が多く使い、力強さを感じる豪快な決まり手です。

寄り切り(よりきり)

寄り切りは、相手のまわしをつかんで前へ出し、そのまま土俵の外へ出す技です。

横綱や大関をはじめ、多くの力士が使う基本的な決まり手です。

力と技術の両方が必要なため、見応えのある勝負になることが多い技でもあります。

突き出し(つきだし)

突き出しは、突っ張りだけで相手を土俵の外へ押し出す技です。

相手にまわしを取らせず、一気に勝負を決める場面では大きな迫力があります。

上手投げ(うわてなげ)

相手のまわしを上からつかみ、体をひねって投げる技です。

豪快な投げ技が決まると、会場から大きな歓声が上がります。

横綱や上位力士が見せる美しい上手投げは、相撲の醍醐味のひとつです。

下手投げ(したてなげ)

下からまわしをつかんで投げる技です。

相手との体勢をうまく利用するため、技巧派の力士が得意とすることもあります。

大柄な相手を鮮やかに投げる場面は、とても見応えがあります。

はたき込み

相手が前へ出てくる勢いを利用して、上からはたいて倒す決まり手です。

一瞬で勝負が決まるため、見逃してしまうこともあります。

タイミングが重要な技なので、経験豊富な力士が巧みに決めることも多いです。

送り出し

相手の後ろへ回り込み、そのまま土俵の外へ押し出します。

素早い動きと判断力が必要で、決まると会場が大きく盛り上がります。

珍しい決まり手にも注目

土俵で組み合う力士

大相撲には82種類の決まり手がありますが、実際によく見られるのは20種類ほどといわれています。

一方で、何場所も見られないような珍しい決まり手もあり、それが決まると会場からどよめきが起こります。

代表的な珍しい決まり手には次のようなものがあります。

決まり手 特徴
一本背負い(いっぽんぜおい) 柔道のように肩から投げる技
網打ち(あみうち) 腕を網を打つように振って投げる技
居反り(いぞり) 相手を背中に乗せて後ろへ反る技
撞木反り(しゅもくぞり) 足を抱えて持ち上げ、反り投げる大技
伝え反り(つたえぞり) 相手の足を抱えて体を反らせる珍しい技

よく使われる決まり手は押し出し・寄り切り・はたき込み・突き落としで、多くの取組はこれらの技で決まります。

テレビ中継で珍しい決まり手が紹介されると、「今日は珍しい技が出たね」と話題になることもあります。

毎場所観戦している方は、珍しい決まり手が出る瞬間を楽しみにしている人も少なくありません。

決まり手を知ると相撲観戦がもっと楽しくなる

決まり手を覚えると、力士それぞれの特徴にも気付けるようになります。

例えば、押し相撲を得意とする力士は押し出しや突き出しで勝つことが多く、四つ相撲を得意とする力士は寄り切りや投げ技が多くなります。

「今日はどんな作戦で勝負するのかな」

「この力士は得意の寄り切りに持ち込めるかな」

そんなことを考えながら観戦すると、一番一番がさらに面白く感じられるようになります。

私は相撲を見始めた頃、「押し出し」と「寄り切り」の違いもよくわかりませんでした。でも、少しずつ決まり手を覚えるうちに、「今の勝ち方は寄り切りかな?」と考えながら観戦するようになり、取組を見る楽しみが増えました。

私自身も決まり手を少しずつ覚えてから、ただ勝ち負けを見るだけではなく、力士の持ち味や取組の流れにも注目するようになりました。

最近ではテレビ中継の解説を聞きながら、「なるほど、この決まり手だったのか」と納得する場面も増えています。

全部を覚える必要はありません。

まずは今回紹介した代表的な決まり手を知るだけでも、相撲観戦の楽しさはぐっと広がります。

まとめ

大相撲には82種類もの決まり手がありますが、普段の取組でよく見られる技は限られています。

押し出しや寄り切り、上手投げ、はたき込みなどの代表的な決まり手を知るだけでも、取組の見方が大きく変わります。

また、珍しい決まり手が出ると、その日の話題になることも少なくありません。

きっと今まで以上に、大相撲の奥深さや面白さを感じられるはずです。

大相撲は力士の名前や番付だけでなく、決まり手を知ることで楽しみ方がさらに広がります。私もまだ82種類すべてを覚えているわけではありませんが、毎場所少しずつ新しい発見があり、それも相撲観戦の魅力だと感じています。これからもテレビ観戦を楽しみながら、「今日はどんな決まり手が見られるかな」と、一番一番の取組をじっくり味わっていきたいと思います。皆さんもぜひ、決まり手に注目しながら大相撲観戦を楽しんでみてください。

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