【60代のパート】職場の人間関係に悩んだ私が、無理に仲良くしなくていいと思えるまで

60代のパート女性が職場の人間関係に悩みながら働く様子 60代の暮らし

はじめに

60代になってからパートを始めると、仕事そのものだけではなく、職場の人間関係に気を使うこともあります。

私も現在、小売業で週3日、1日4時間のパートをしています。

パートを始めて半年ほどになりますが、最初から順調だったわけではありません。

仕事に慣れない頃は失敗も多く、そのたびに注意されたり、周囲に迷惑をかけてしまったのではないかと落ち込んだりしていました。

上の立場の方から毎日のように叱咤激励され、泣きながら帰ったこともあります。

仕事ができない自分に自信をなくし、一緒に働くスタッフにも申し訳ない気持ちを抱えていました。

そして、仕事に少し慣れて周りを見る余裕が出てきた頃、今度は職場の人間関係について考えるようになりました。

なぜ、あんな言い方をされるのだろう

私だけ嫌われているのかな

みんなとうまくやらなければいけないのかな

家に帰ってからも、何度も考えてしまうことがありました。

でも今は、以前とは少し考え方が変わりました。

職場の全員と仲良くなる必要はない。

そう思えるようになったことで、気持ちがずいぶんラクになりました。

今回は、60代でパートを始めた私が、職場の人間関係について感じていることを書いてみたいと思います。

職場には10代から70代まで、さまざまな人がいます

私が日中のシフトで一緒に働く人は、10人ほどです。

男性も女性もいて、年齢は10代後半から70代半ばまでと本当にさまざまです。

全体では、早朝や夜の時間帯に働く人もいるため、もっと多くのスタッフがいます。

パートを始めたばかりの頃は、仕事を覚えることに必死でした。

初めて経験する業種だったため、年齢の違いを考える余裕もありませんでした。

とにかく、言われたことを覚える。

失敗しないようにする。

周りに迷惑をかけないようにする。

それだけで精一杯だったと思います。

しかし、少しずつ仕事を覚え、周囲を見る余裕が出てくると、一緒に働く人の性格や考え方の違いが見えるようになりました。

そこで気づいたのは、年齢の違いよりも、人との相性のほうが大きいということです。

10代の学生さんや20代の大学生でも話しやすい人はいます。

反対に、自分と年齢が近い人でも、話しにくいと感じることがあります。

人それぞれ性格も考え方も違うのですから、全員と気が合うわけではありません。

今では、それも当然のことだと思うようになりました。

仕事を覚えるまでは、自信をなくすこともありました

私の職場には、何十年も同じ仕事を続けているベテランの方もいます。

仕事の流れをよく知り、自分なりのやり方で効率よく、テキパキと仕事をこなしています。

一方で私は、初めて経験する仕事でした。

最初の頃は、「みんなと同じようにできるようになりたい」と思っていました。

しかし、長年経験を積んできた人と、始めたばかりの自分では、できることに差があって当然です。

それでも当時は、その差を強く感じるたびに自信をなくしていました。

仕事で失敗すると、一緒にシフトに入っている人にも迷惑をかけてしまったように感じ、申し訳ない気持ちにもなりました。

仕事ができる人が大切にされるように感じる職場の中で、できない自分は必要とされていないのではないかと思ったこともあります。

何十年も経験のある人と、初めてこの仕事をする自分を同じように比べることに、違和感を覚えることもありました。

今振り返ると、私は必要以上に自分を責めていたのかもしれません。

人間関係が気まずくなり、家に帰ってからも悩んだこと

バーコードを持つ手

仕事上のミスがきっかけで、一緒にシフトに入っていた方に迷惑をかけてしまったことがありました。

もちろん、自分にも反省するべき点はありました。

私は謝ったつもりでしたが、相手にはそのように伝わっていなかったようです。

その後、上の立場の方から呼ばれ、謝るように言われました。

私としては、すでに謝ったつもりだったため、気持ちの中には複雑な思いも残りました。

その後、相手から口をきいてもらえなくなったように感じた時期もありました。

職場の空気が気まずく感じ、

私だけ嫌われているのかな

何か悪いことをしたのかな

と考えてしまいました。

仕事に行く前から気持ちが重くなり、家に帰ってからも何度もそのことを思い出していました。

でも、考えても答えが出るわけではありません。

相手が何を考えているのか、本当のところは本人にしか分からないからです。

「全員と仲良くしなくてもいい」と思えるようになりました

以前の私は、職場ではみんなとうまくやらなければいけないと思っていました。

嫌われないようにしたほうがいい。

気まずくならないようにしたほうがいい。

自分がもっと気を使えば、うまくいくのかもしれない。

そんなふうに考えていたと思います。

でも、ある時から、

「もうこれ以上考えても仕方がない」

と思うようになりました。

人にはそれぞれ性格があります。

10人いれば10通りの考え方があります。

自分と相性が合う人もいれば、合わない人がいるのも当然です。

無理に仲良くなろうとして、自分だけが疲れてしまう必要はありません。

私は今、

人は人、自分は自分。

そう考えるようにしています。

職場は友達をつくる場所ではなく、まずは自分が働き、収入を得る場所です。

だからといって、人間関係を適当にしてよいという意味ではありません。

挨拶をする。

仕事で必要な会話をする。

協力しなければならないことは、きちんと協力する。

自分から嫌な態度は取らない。

そのうえで、必要以上に相手の気持ちを考えすぎない。

今は、そのくらいの距離感でいいと思っています。

相手が無視しているように感じても、自分は普通に接する

今でも、相性が合わないと感じる人はいます。

仕事上の会話だけでも、どこかぎこちなく感じることもあります。

以前なら、その態度が気になって仕方がなかったと思います。

でも今は、相手の態度まで自分が変えることはできないと考えています。

相手が返事をしてくれないように感じても、仕事上必要なことはきちんと伝えます。

挨拶もします。

自分から無視をしたり、嫌な態度を取ったりすることはしません。

それでも相手がどう受け取るかまでは、自分では決められません。

同じ職場で働く従業員同士です。

誰か一人が、他の人より偉いわけではありません。

私は今、表面上は普通に接し、仕事をきちんとすることを自分の基本にしています。

四六時中一緒にいる仕事ではなく、仕事内容によっては別々に動く時間もあります。

また、私は週3日勤務なので、仕事の間に数日休みがあります。

嫌なことがあった日でも、休みの時間を過ごすうちに、少しずつ気持ちを切り替えられるようになりました。

嫌なことがあっても、お客様には笑顔で接したい

客にお辞儀をする女性スタッフ

私が特に大切にしていることがあります。

それは、職場で嫌なことがあったとしても、その気持ちをお客様に向けないことです。

人間関係について考えすぎると、自分から笑顔が消えてしまいます。

でも、それではお客様に失礼だと思いました。

だから私は、どんなことがあっても、お客様には笑顔で接することを意識しています。

いらっしゃいませ

ありがとうございました

その言葉をきちんと伝える。

そして、お客様から

ありがとう

と言っていただけた時、

今日も頑張ってよかった

と心から思えます。

職場の人間関係で嫌なことがあっても、お客様からいただく「ありがとう」に救われることがあります。

仕事そのものが嫌いなわけではありません。

だからこそ、自分の仕事に誇りを持ちたいと思っています。

失敗したら、悩み続けるより次に生かす

もちろん、今でも失敗することはあります。

自分の至らなさを反省することもあります。

ただ、以前のように「私はダメだ」と落ち込み続けるのではなく、できるだけ次につなげるようにしています。

失敗したことは手帳にメモをします。

そして、次の勤務の前に見直します。

次は同じ失敗をしないようにしよう

そう考えることで、少しずつ自分の仕事への自信にもつながってきました。

何十年も経験している人と同じようには、すぐにはできません。

でも、昨日の自分より少しでもできることが増えれば、それでいい。

私はそう思うようになりました。

60代になってからでも、今の時代に合った仕事のやり方を覚え、新しいことができるようになる。

それは私にとって、素直にうれしいことです。

60代のパートだからこそ、自分を疲弊させすぎない

人間関係は、どこの職場でもある程度は難しいものだと思います。

相性が合う人もいれば、どうしても話しにくい人もいます。

でも、考えても仕方がないことまで、ずっと考え続けると自分が疲れてしまいます。

今の私は、

「別に命を取られるわけではない」

と思うようになりました。

お互い大人同士です。

必要な時には仕事の話をして、普通に接する。

それで仕事ができるなら、それでいい。

無理に親しくならなくてもいいのです。

相手といがみ合う必要もありません。

ただ、自分まで疲弊してしまわないように、自分なりの距離感を持つ。

それも長く働き続けるためには大切なことなのかもしれません。

まとめ|職場の全員と仲良くならなくてもいい

60代になってからパートを始めた私にとって、仕事を覚えることも、人間関係も、最初は簡単なことではありませんでした。

失敗して落ち込んだこと。

泣きながら帰ったこと。

職場の気まずい空気に悩んだこと。

家に帰ってからも、「なぜあんな態度を取られたのだろう」と考え続けたこともありました。

でも今は、少し考え方が変わりました。

職場の全員と仲良くなる必要はない。

人は人、自分は自分。

相性が合う人と合わない人がいるのは当然。

そして何より、相手の態度のために自分の毎日まで疲弊させないこと。

仕事で必要なことはきちんと行い、挨拶をし、自分から嫌な態度は取らない。

そのうえで、自分の心まで相手に振り回されないようにしたいと思っています。

相性が合う人と同じシフトの日は、自然と笑顔も増え、楽しく働けます。

一方で、相性が合わない人がいる日もあります。

でも、それも毎日ではありません。

今は、自分なりの距離感を見つけながら働いています。

もし職場の人間関係に疲れている方がいたら、無理に全員と仲良くしようとしなくてもいいのかもしれません。

自分を大切にしながら、仕事はきちんとする。

私自身も、これからそんな働き方を続けていきたいと思っています。

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