はじめに
2026年大相撲名古屋場所14日目は、横綱・豊昇龍の突然の休場という衝撃的なニュースから始まりました。
優勝争いも大きく動き、安青錦が単独首位を守り、霧島や熱海富士も白星を挙げて千秋楽へ望みをつなぎます。
十両では41歳・玉鷲が勝ち越しを決めるなど、ベテランの活躍も光った14日目。注目の取組を振り返ります。
横綱・豊昇龍が休場 霧島は不戦勝
2026年名古屋場所14日目は、横綱・豊昇龍が休場するという衝撃的なニュースから始まりました。
結び前に予定されていた大関・霧島との一番は不戦となり、霧島は不戦勝で11勝3敗。優勝争いに望みをつなぎ、千秋楽へ向かうことになりました。
優勝争いの行方にも大きく影響する出来事となり、場内にも驚きが広がりました。
十両では41歳・玉鷲が勝ち越し
十両では、友風と41歳・玉鷲が対戦。
13年ぶりに十両で土俵に立つ玉鷲が押し出しで勝利し、昨年名古屋場所以来となる勝ち越しを決めました。
年齢を感じさせない力強い相撲に、多くの観客から大きな拍手が送られました。
注目の取組を振り返る

琴栄峰が10勝目 朝乃山を力強く寄り切る
高い四股で人気を集める琴栄峰は、ベテラン朝乃山と対戦。
立ち合いから力強く前へ出ると、そのまま寄り切って10勝目を挙げました。
決して大きな体ではありませんが、最後まで前へ出続ける相撲が印象的でした。
阿炎まさかの黒星 藤青雲が足掛けで勝利
阿炎と藤青雲の一番は、立ち合いこそ阿炎が優勢に見えました。
しかし途中で藤青雲が足掛けを決めると、阿炎は背中から崩れ落ちる形となり、藤青雲が白星を手にしました。
会場からは驚きの声も上がる一番でした。
宇良が御嶽海を圧倒 場内は大歓声
同学年対決となった宇良と御嶽海。
宇良は終始低い姿勢を保ちながら相手の懐へ入り込み、力強く前へ出続けて寄り切り。
体格で勝る御嶽海を圧倒する見事な内容で5勝目を挙げ、場内は大歓声に包まれました。
平戸海は4連勝 勢いそのまま白星
平戸海は一山本を押し出して4勝目。
立ち合いからしっかり当たり、低い姿勢を崩さず攻め続ける相撲で4連勝としました。
豪ノ山は負け越し 朝紅龍が白星
新三役を狙っていた豪ノ山でしたが、朝紅龍に寄り切られて敗戦。
朝紅龍が6勝目を挙げ、豪ノ山は負け越しとなりました。
伯乃富士が勝ち越し 藤ノ川は千秋楽へ望み
伯乃富士は美ノ海を押し出しで破り、8勝目を挙げて勝ち越しを決めました。
また、藤ノ川は錦富士を寄り切りで下し7勝目。
低い姿勢から前へ圧力をかけ続ける持ち味を発揮し、千秋楽で勝ち越しを目指します。
藤凌駕が物言いの末に10勝目
藤凌駕と隆の勝の一番は、当初軍配は隆の勝に上がりました。
しかし物言いが付き、協議の結果、隆の勝の足が先に出ていたとして軍配差し違え。
藤凌駕のはたき込みによる勝利となり、二桁となる10勝目を挙げました。
取組後には
「運がよかっただけです」
と控えめに振り返る姿が印象的でした。
一方、隆の勝はこの敗戦で負け越しとなりました。
高安が10勝目 義ノ富士は負け越し
義ノ富士と高安の一番は、高安が引き落としで勝利。
36歳のベテランが二桁となる10勝目を挙げました。
新三役・小結の義ノ富士は、この敗戦で負け越しとなりました。
王鵬が2勝目を挙げる
前日に体調が心配されていた王鵬でしたが、この日は正代を寄り切りで破り2勝目。
立ち合いからしっかり踏み込み、左右を差して落ち着いた相撲を見せました。
熱海富士が直接対決を制す 獅司は優勝争いから後退
10勝3敗同士の直接対決となった獅司と熱海富士。
熱海富士が押し出しで勝利し、11勝3敗としました。
獅司は立ち合いで十分な形を作れず、熱海富士に主導権を握られる展開となり、優勝争いから一歩後退しました。
安青錦が単独首位を守る
尊富士と安青錦の一番は、寄り倒しで安青錦が勝利。
12勝2敗として単独首位を守りました。
尊富士も積極的に攻めましたが、安青錦が終始有利な形を作り、そのまま押し切る内容でした。
この結果、尊富士は優勝争いから脱落となりました。
大の里が勝ち越し 最後まで土俵を務める姿勢に拍手
結びの一番では、琴桜と大の里が対戦。
大の里が寄り切りで勝利し、14日目にして勝ち越しを決めました。
解説では「立ち合いは腰が高く、あまり良い内容ではなかった」との評価もありましたが、それでも最後まで全力で土俵に上がり続ける姿勢は立派だったと感じました。
苦しい場所となりましたが、最後まで懸命に戦う姿には多くのファンが声援を送ったことでしょう。
14日目終了時点 優勝争い
| 順位 | 力士 | 成績 |
|---|---|---|
| 単独首位 | 安青錦 | 12勝2敗 |
| 2位 | 熱海富士 | 11勝3敗 |
| 2位 | 霧島 | 11勝3敗 |
| 4位 | 琴栄峰 | 10勝4敗 |
| 4位 | 獅司 | 10勝4敗 |
| 4位 | 藤凌駕 | 10勝4敗 |
千秋楽は安青錦が優勝を決めるのか、それとも熱海富士、霧島が逆転するのか。
最後まで目が離せない優勝争いとなりました。
▶優勝争いがどのように変化してきたのか気になる方は、こちらの記事もご覧ください。
まとめ
14日目は、横綱・豊昇龍の突然の休場という大きな出来事があり、優勝争いにも大きな影響を与えました。
その中で安青錦はしっかりと白星を挙げ、12勝2敗で単独首位をキープ。一方、熱海富士と霧島も白星を重ね、逆転優勝への望みをつなぎました。
十両では41歳の玉鷲が勝ち越しを決めるなど、ベテランの存在感も光る一日となりました。
いよいよ明日は千秋楽。優勝争いの結末はもちろん、それぞれの力士がどのような締めくくりを見せるのか注目したいと思います。


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