【大相撲名古屋場所12日目】霧島が横綱・大の里に初勝利!尊富士・獅司・安青錦と並び優勝争いは4人の2敗

2026年12日目相撲会場全景イメージ 大相撲

大相撲名古屋場所12日目、優勝争いはさらに混戦へ

名古屋場所も12日目を迎え、優勝争いはいよいよ佳境に入りました。

2敗同士の直接対決や、横綱・大の里の結びの一番など、どの取組も目が離せない展開ばかり。会場からは何度も大歓声が沸き起こり、終始熱気に包まれた一日となりました。

それでは、印象に残った取組を振り返ります。

獅司が朝乃山を下手投げで下し10勝目

組み合い

朝乃山と獅司の一番は、立ち合いで鋭く踏み込んだ獅司が主導権を握りました。

最後は下手投げを決め、10勝目を挙げて2敗を守ります。

立ち合いの踏み込みの良さが光り、優勝争いにしっかり踏みとどまりました。

地元・藤凌駕が勝ち越し!勝負師らしい言葉も印象的

インタビューに答える力士

藤凌駕は錦富士を突き落としで破り、8勝4敗で勝ち越しを決めました。

立ち合いでは少し遅れたものの、低い姿勢から前へ攻め続けた相撲が見事でした。

取組後には、

「立ち合いは少し遅れたが、下からどんどん攻めていけたので良かったです」

と振り返りました。

さらに、地元・中京相撲クラブの後輩たちの応援について聞かれると、

「良い相撲を見せられて良かったです」

と笑顔。

一方で、「厳しい表情でしたね」と聞かれると、

「相手もいるので最後まで笑顔を見せず、勝負師として厳しい表情でいました」

と話していました。

まだ若い力士ですが、その言葉から勝負への強い覚悟が伝わり、とても印象に残りました。

尊富士が高安との2敗対決を制す

投げが決まる瞬間

注目の2敗対決は、尊富士が高安を上手投げで破り10勝目を挙げました。

高安は立ち合いから右のかち上げを狙いましたが、尊富士が左へ動いてうまくかわします。

勢い余った高安は前へ崩れ、その瞬間を逃さず尊富士が上手投げ。

勝負が決まると館内は大きなどよめきに包まれ、この一番への期待の大きさを改めて感じました。

幕内後半も好取組が続く

若元春が星を五分に戻す

若元春は一山本を押し出しで破り6勝6敗。

一山本の鋭い突きを下から受け止め、落ち着いて前へ出る若元春らしい相撲でした。

藤ノ川が豪快なすくい投げ

豪ノ山に押し込まれながらも、もろ差しを狙った藤ノ川。

最後は豪快なすくい投げで大きな豪ノ山を土俵へ転がしました。

取組後には残り3日について聞かれ、

「リベンジします」

と力強く答えていました。

隆の勝が伯乃富士の勝ち越しを阻止

伯乃富士は勝ち越しを懸けた一番でしたが、隆の勝が押し出しで勝利。

右手で喉を押し上げ、土俵際では伯乃富士の体が反り返るほどの力強い押しでした。

隆の勝は6勝6敗、伯乃富士は7勝5敗となりました。

平戸海が連敗を止める

苦しい場所が続いていた平戸海は、義ノ富士を送り出しで破り2勝目。

久しぶりの白星に、ほっとした表情が印象的でした。

一方、新小結の義ノ富士は5勝7敗となり、勝ち越しへ後がなくなりました。

取り直しの末、熱海富士が熱戦を制す

力比べ 寄りの場面

熱海富士と琴栄峰の一番も、大きな見どころとなりました。

最初は琴栄峰に軍配が上がりましたが、物言いがつきます。

琴栄峰の体が土俵につくのと、熱海富士の足が出るのがほぼ同時と判断され、取り直しとなりました。

取り直しでは熱海富士が持ち前の圧力で前へ出て寄り切り。

会場は再び大歓声に包まれました。

解説者も「負けても琴栄峰は素晴らしい相撲だった」と高く評価し、別の解説者は「熱海富士が一枚上だった」と称えていました。

両力士とも力をつけてきており、今後ますます楽しみな存在です。

琴勝峰が安青錦を破る

好調だった安青錦は琴勝峰に押し出しで敗れました。

対戦成績でも琴勝峰が相性の良さを見せていましたが、この日も力強い相撲でした。

取組前には解説者が、

「逆境に強く、足をかばいながらでも目の前のチャンスをつかみにいく力士」

と安青錦を評価していただけに、敗れた後の悔しそうな表情が印象に残りました。

琴櫻がカド番脱出へあと一歩

上手出し投げ

琴櫻は豊昇龍を上手出し投げで破り7勝目。

カド番脱出まであと1勝とし、大きな白星となりました。

霧島がついに大の里撃破!

結びの一番

結びの一番は、この日最大の注目カード。

これまでの対戦成績は大の里の10戦全勝でした。

しかし、この日は違いました。

霧島が絶妙なとったりを決め、ついに横綱・大の里から初勝利。

勝負が決まった瞬間、霧島には笑みが浮かび、会場からはこの日一番ともいえる歓声が上がりました。

優勝争いは4人が2敗で並ぶ

12日目を終え、優勝争いのトップは4人。

  • 尊富士(10勝2敗)
  • 獅司(10勝2敗)
  • 安青錦(10勝2敗)
  • 霧島(10勝2敗)

残り3日。

誰が抜け出すのか、最後まで目が離せません。

私の感想

今日は本当に見応えのある一日でした。

尊富士と高安の2敗対決では館内がどよめき、熱海富士と琴栄峰は取り直しになるほどの大熱戦。そして最後には、これまで一度も勝てなかった霧島が横綱・大の里を破るという劇的な結末でした。

また、藤凌駕が「勝負師として最後まで笑顔を見せなかった」と語った姿勢にも感心しました。勝った喜びを表に出すよりも、最後まで真剣勝負に徹する姿はとても立派だと感じます。

優勝争いは4人が2敗で並び、残り3日となりました。ここから一番の重みはさらに増していきます。誰が賜杯を手にするのか、最後までしっかり見届けたいと思います。

まとめ

名古屋場所12日目は、優勝争いを大きく左右する一日となりました。

尊富士が高安との2敗対決を制し、獅司も朝乃山を下して10勝目。さらに結びの一番では、霧島がこれまで一度も勝てなかった横綱・大の里を破る大金星を挙げました。

また、熱海富士と琴栄峰の取り直しとなった熱戦や、地元・愛知で勝ち越しを決めた藤凌駕の力強い言葉も印象に残りました。

優勝争いは4人が2敗で並ぶ大混戦。残り3日で誰が抜け出すのか、一番一番から目が離せません。明日も熱戦を楽しみに応援したいと思います。

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