初めての葬儀で200万円近くかかった私が、今なら家族葬を考える理由

60代の暮らし

はじめに

高齢夫婦がこれからの暮らしについて考えるイメージ

60代になると、自分の親や配偶者の親のことなど、少しずつ「その時」を考える機会が増えてきます。

私も数年前、義父を見送った時、初めて家族で葬儀を出す経験をしました。

その時は悲しみの中で、何をどう決めればよいのか分からず、葬儀社の方に教えていただきながら進めていきました。

結果として、葬儀にかかった費用は大きな金額になりました。

今振り返ると、「もっと事前に知識を持っておけばよかった」と感じています。

今回は、わが家が経験した介護から葬儀までの流れと、実際にかかった費用、そして今ならどのように考えるかを書いてみます。

義父の介護から施設入所まで

高齢者の介護やデイサービスを利用するイメージ

義父は脳梗塞になり、病院へ入院しました。

幸い症状は比較的軽く、退院後は義母が自宅で介護をしていました。

その後、ケアマネージャーさんに相談しながら、デイサービスも利用しました。

週に2回ほど施設へ通い、お風呂に入れていただいたり、他の利用者さんと一緒に体を動かしたり、時にはカラオケのような楽しい時間も過ごしていたようです。

しかし、義父は人と合わせることが苦手な性格で、「家に帰りたい」とスタッフの方に話すことも多く、長く続けることはできませんでした。

その後、少しずつ認知症も進みました。

近所のスーパーへ歩いて出かけたものの、自宅へ帰れなくなったこともありました。

義母が探しに行っても見つからず、警察の方にお願いして探していただいたこともあります。

このままでは本人も家族も不安になるということで、家族で相談し施設への入所をお願いしました。

幸いにも空きが出て、順番を待っていた中では早めに入所することができました。

入所から半年後、義父との別れ

施設へ入ってから半年ほど経った頃、義父は誤嚥性肺炎になりました。

病院と施設で過ごした期間は、合わせると3年弱でした。

そして、初めてわが家で葬儀を出すことになりました。

葬儀社へ支払った費用は約200万円近く

エンディングノートに終活や葬儀の準備を書き留めるイメージ

主人が以前から互助会に加入していたため、少し割引があるということで、その葬儀社にお願いすることになりました。

しかし、当時の私は葬儀の知識がほとんどありませんでした。

悲しみの中で、スタッフの方から提案されるものを「必要なもの」と思い、お願いしていきました。

例えば、

・会場に飾る花

・納棺師による身支度

・一般参列者への返礼品

・寝台車・霊柩車での搬送費用

・司会進行、受付準備、お世話するスタッフ費用

・お通夜での飲食費

・通夜室の借上費

などです。

それぞれの金額については、地域や葬儀社によって違うと思います。

また、お寺様についても、読経をお願いする際に一人ではなく伴奏の方もお願いしました。

一つ一つは必要に感じるものでも、積み重なると大きな金額になります。

後から請求書を見て、葬儀社への支払いが200万円近くになっていることに驚きました。

お寺様への費用は約30万円

そして、葬儀社への費用とは別に、お寺様へのお布施なども必要でした。

義父の場合は約30万円ほどかかりました。

・読経料

・戒名代

・お膳料・お車代等

つまり、葬儀社への支払いと合わせると、わが家の場合は約230万円ほどになりました。

もちろん、地域や宗派、お寺との関係、葬儀の内容によって金額は大きく変わります。

これはあくまで、わが家が経験した一例です。

香典のおかげで負担を軽くすることができました

幸い、義父は生前のお付き合いがあり、親戚関係も多かったため、多くの方から香典をいただきました。

そのおかげで、実際の負担は大きくならずに済みました。

しかし、今後同じ規模の葬儀をするかと言われると、考え方は変わりました。

今なら家族葬という選択肢を考えます

当時も家族葬という言葉はあったと思います。

ただ、その頃はまだ今ほど一般的ではなく、どのようなものなのかイメージできませんでした。

しかし、今後、義母の時を考えるなら、大きな葬儀ではなく家族葬という選択肢を考えたいと思っています。

残された家族に無理のない形で、必要なことを大切に行う。

それも一つの送り方ではないかと思うようになりました。

事前に家族で話し合っておくことの大切さ

葬儀は、悲しみの中で短期間に多くの決断をしなければなりません。

その時になってから考えると、冷静な判断が難しいこともあります。

だからこそ、

・どのような葬儀を希望するのか
・費用はどのくらい準備するのか
・お寺との付き合いはどうするのか

など、元気なうちに家族で話しておくことが大切だと感じました。

まとめ

義父の葬儀を経験して、私は「知らないこと」が一番不安につながるのだと感じました。

葬儀社への費用、お寺様への費用、そしてどのような形で見送るのか。

正解は一つではありません。

大切なのは、その人らしい送り方を家族で考えておくことだと思います。

私自身も、これから先のことを考えながら、必要な準備を少しずつしていきたいと思っています

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