はじめに
※この記事は私自身の実体験です。同じような被害に遭う方を一人でも減らしたいという思いで、当時を振り返りながら書いています。
今回は、私がこれまで誰にも詳しく話してこなかった出来事を書こうと思います。
正直、とても恥ずかしい経験です。
「もっと早く気づいていれば…」
そう何度も自分を責めました。
それでもこの記事を書くことにしたのは、私と同じような被害に遭う人を一人でも減らしたいと思ったからです。
今の私は、自分名義の証券口座でNISAの積立投資を続けています。
しかし、その前に私はSNSをきっかけに投資詐欺の被害に遭い、250万円を失いました。
SNSで見つけた投資グループ

ある日、SNSを見ていると、有名な投資家の名前を使った広告が目に入りました。
「この先生の投資情報が無料で学べます。」
そんな内容だったと思います。
興味を持った私は、紹介されていたグループLINEに参加しました。
毎日のように株式投資の情報が投稿され、グループ内では「利益が出ました」「ありがとうございます」といったコメントが次々に流れていました。
利益が増えた画面のスクリーンショットを投稿する人も多く、「本当に稼げるのかもしれない」と信じてしまったのです。
信じてしまった理由
その後、「専属サポートが付きます」と案内され、担当者とのLINEを追加しました。
勧められたのは、専用の投資口座でした。
今思えば、自分で証券会社に申し込むのではなく、LINEで個人情報を送るだけで口座が作られる時点で不自然でした。
しかし当時の私は投資の知識がほとんどなく、疑うことができませんでした。
スマートフォンでは口座残高が確認できるようになっていて、入金すると資産がどんどん増えていくように表示されました。
最初は10万円の入金でした。
その後も勧められるまま入金を続け、最終的に私が振り込んだ金額は250万円になっていました。
詐欺だと気づいた瞬間

約1か月後、画面上では資産が450万円ほどに増えていました。
「利益が出たなら、一部を出金してみよう。」
そう思って手続きをお願いすると、担当者から返ってきたのは思いもよらない言葉でした。
「出金するには、先に税金を支払っていただく必要があります。」
しかも、その金額は驚くほど高額でした。
その瞬間、ようやく私は詐欺だったことに気づきました。
振り返れば、
- 自分で口座を開設していなかったこと
- 振込先が途中から個人名義になっていたこと
- 簡単に資産が増えると信じてしまったこと
どれも冷静に考えれば、おかしいと気づけたはずでした。
被害後の日々
家族にも話すことができず、毎日ショックで食事ものどを通りませんでした。
「どうしてこんなことになってしまったのだろう。」
そんなことばかり考えていました。
少しでもお金を取り戻せないかと思い、詐欺被害に対応している法律事務所を何件も調べて相談しました。
振込記録や経緯を細かく提出し、説明もしました。
しかし、調べていくうちに、被害回復をうたう相談の中には、状況によっては二次被害につながるケースもあることを知りました。
私は最終的に依頼を見送り、残念ながら250万円は戻ってきませんでした。
それでも投資をやめなかった理由
落ち込んだままでいても、お金は戻りません。
だから私は、「二度と同じ失敗はしない」と決めました。
SNSの情報をうのみにしないこと。
投資は自分で学ぶこと。
本を読んで基礎から勉強し、自分名義の証券口座で投資を始めること。
その後、テレビで、名前を無断で使われていた本物の投資家の方が「私を名乗る詐欺グループに騙された皆さん、本当に大変でしたね」と話しているのを見ました。
その言葉を聞いたとき、涙があふれました。
お金は戻りませんでしたが、あの日の経験があったからこそ、私は投資と真剣に向き合うようになったのです。
現在は、長期・積立・分散を基本に資産づくりを続けています。
私が皆さんに伝えたいこと

私の経験から、次のことをぜひ覚えておいてほしいと思います。
- 「簡単に儲かる」という言葉を信じない
- SNSだけの情報で投資を始めない
- 証券口座は必ず自分で開設する
- 個人名義への振り込みは慎重になる
- 少しでも違和感があれば、家族や信頼できる人に相談する
詐欺の手口は年々巧妙になっています。
投資詐欺だけでなく、ロマンス詐欺や警察官を名乗る詐欺など、さまざまな手口が報道されています。
だからこそ、「自分は大丈夫」と思わないことが大切だと感じています。
まとめ
250万円を失ったことは、今でも忘れることはありません。
とても高い授業料でした。
しかし、その経験があったからこそ、私は正しい知識を身につけ、自分で考えて投資をするようになりました。
もしこの記事を読んだ方が、「少し怪しいかもしれない」と立ち止まり、大切なお金を守るきっかけになれば、私がこの経験を書いた意味があったと思います。
どうか皆さんも、「簡単に儲かる」という言葉には十分気をつけてください。
※ 被害に遭った場合は、最寄りの警察や公的な相談窓口への相談も検討してください


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