大相撲の本場所15日間はどう進む?初心者にも分かる一日の流れ【60代から楽しむ相撲】

大相会場全景 大相撲

はじめに

テレビで大相撲を見ていると、「午前中は何をしているの?」「幕内の取組は何時頃から始まるの?」と疑問に思ったことはありませんか。

私も相撲に興味を持ち始めた頃は、夕方のニュースやテレビ中継だけを見ていました。しかし、本場所は朝から夕方まで続き、多くの力士が土俵で熱戦を繰り広げています。

一日の流れを知ると、「今はどの番付の力士が取組をしているのか」「これから土俵入りが始まる」と分かるようになり、観戦が何倍も楽しくなります。

この記事では、大相撲の本場所15日間の流れや、一日のスケジュール、見どころを初心者にも分かりやすく紹介します。

本場所は15日間続く大相撲最大の舞台

大相撲の本場所は、毎年1月・3月・5月・7月・9月・11月の年6回開催されます。

それぞれ15日間連続で行われ、幕内力士は原則として毎日1番ずつ取組を行います。15日間の成績によって番付が上下するため、一番一番がとても重要です。

本場所では、横綱や大関だけでなく、序ノ口から幕下まで多くの力士が土俵に上がります。

そのため、朝から夕方まで途切れることなく取組が続き、会場では一日を通して大相撲の迫力を楽しめます。

テレビ中継では幕内の取組が中心ですが、会場では朝から観戦すると、若い力士が懸命に戦う姿を見ることができます。

本場所一日は朝から始まって夕方まで続く

取組が行われている土俵の様子

本場所は午前中から取組が始まります。

最初に登場するのは、序ノ口や序二段、三段目の力士たちです。未来の関取を目指す若い力士が多く、一生懸命な相撲を見ることができます。

昼頃になると幕下の取組が始まり、関取昇進を目指す実力者たちが登場します。幕下上位の取組はレベルが高く、将来の幕内力士が活躍することも珍しくありません。

午後になると十両の取組が始まり、会場の雰囲気も一段と盛り上がります。十両以上の力士は「関取」と呼ばれ、化粧まわしを締めて土俵入りを行う姿も見どころの一つです。

そして夕方には幕内力士が登場し、その日の最後を飾る熱戦が繰り広げられます。

初めて観戦する方は、午後からテレビ中継を見るだけでも十分楽しめますが、本場所全体の流れを知ることで、相撲の奥深さをより感じられるでしょう。

午後は十両・幕内の時間帯が最も盛り上がる

幕内土俵入り

午後になると、会場には多くの観客が集まり、場内の熱気も一気に高まります。

十両土俵入りでは、色鮮やかな化粧まわしを身に着けた力士が順番に土俵へ上がります。関取ならではの堂々とした姿は、テレビでもよく紹介される場面です。

続いて行われる幕内土俵入りでは、人気力士が勢ぞろいし、館内から大きな拍手が送られます。

横綱が在位している場所では、幕内土俵入りのあとに横綱土俵入りが行われます。

横綱だけに許された神聖な儀式であり、雲龍型や不知火型といった異なる型があることも、大相撲ならではの見どころです。

そして土俵入りが終わると、いよいよ幕内の取組が始まります。

優勝争いをする力士同士の対戦や、横綱・大関の取組では、会場全体が緊張感に包まれます。

一瞬で勝負が決まることもあれば、土俵際の逆転劇に大歓声が上がることもあり、最後まで目が離せません。

15日間を通して優勝争いが少しずつ見えてくる

本場所の魅力は、一日だけではなく15日間を通してドラマが生まれることです。

序盤は実力のある力士が順調に白星を重ねることもあれば、思わぬ番狂わせが起きることもあります。上位力士が平幕力士に敗れる「金星」が生まれると、会場は大きな歓声に包まれます。

中盤の8日目は「中日(なかび)」と呼ばれ、本場所の折り返し地点です。この頃になると勝敗の差が少しずつ開き始め、優勝争いをする力士の顔ぶれが見えてきます。

終盤の12日目から14日目になると、優勝候補同士が対戦することが多くなり、一番一番の重みが増していきます。

そして15日目の千秋楽には、優勝をかけた大一番が組まれることも珍しくありません。

最後まで誰が優勝するか分からない展開になることもあり、それが大相撲の大きな魅力です。

千秋楽だけの特別な見どころ

15日間の締めくくりとなる千秋楽は、普段とは少し違った雰囲気になります。

優勝争いが決着するだけでなく、勝ち越しや負け越しをかけた取組もあり、多くの力士にとって特別な一日です。

もし優勝力士が一人に決まらない場合は、「優勝決定戦」が行われます。

優勝決定戦は通常の取組と同じルールですが、勝った力士がその場所の優勝力士となります。

さらに、千秋楽の最後には優勝力士への表彰式が行われ、天皇賜杯や内閣総理大臣杯など、さまざまな優勝杯が授与されます。

テレビ中継でも表彰式まで放送されることが多いため、最後まで見ると本場所を締めくくる厳かな雰囲気を味わえます。

本場所の最後を飾る「弓取式」

弓取式の様子

その日の最後には「弓取式(ゆみとりしき)」が行われます。

弓取式は、弓を持った力士が土俵上で華麗な所作を披露する伝統行事です。

江戸時代から続くとされる歴史ある儀式で、本場所を締めくくる大切な役割があります。

テレビでは放送時間の都合で最後まで映らないこともありますが、会場で観戦すると、相撲が単なるスポーツではなく、日本の伝統文化であることを実感できます。

こうした取組以外の行事にも目を向けると、大相撲の楽しみ方がさらに広がります。

初めて観戦するなら午後からでも十分楽しめる

「朝からずっと観戦するのは難しい」という方も多いでしょう。

そんな場合は、十両土俵入りが始まる午後から観戦するだけでも、大相撲の魅力を十分に味わえます。

幕内土俵入り、横綱土俵入り、そして結びの一番まで見ると、本場所ならではの緊張感や迫力を感じられるはずです。

また、お気に入りの力士を見つけると、毎日の勝敗が気になり、本場所15日間がより楽しみになります。

私自身も応援する力士ができてからは、毎日の取組結果を見るのが楽しみになりました。

初心者の方も、まずは一人お気に入りの力士を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

大相撲の本場所は、朝から夕方まで多くの力士が土俵に上がり、15日間をかけて優勝を争います。

午前中は若い力士たちの真剣勝負、午後は十両や幕内の迫力ある取組、そして土俵入りや弓取式など、日本の伝統文化を感じられる行事も見どころです。

本場所一日の流れを知っておくと、「今はどの番付の取組なのか」「これから注目力士が登場する」と分かり、テレビ観戦も会場観戦もさらに楽しくなります。

これから大相撲を見始める方は、ぜひ15日間を通して力士たちの熱い戦いを楽しんでみてください。

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